米軍基地のある街
米軍基地のある街

CASE.3 横田

東京都内には意外と多くの米軍施設があります。現在7つの米軍基地があり、総面積は約1,601ヘクタール、東京ドーム約340個分、という東京にそんな広さの土地があるのか?と思ってしまうほどの広さになります。
【赤坂プレス・センター】 【横田飛行場】 【府中通信施設】【多摩サービス補助施設】【大和田通信所】【硫黄島通信所】【ニューサンノー米軍センター】の7つ。通信所はそう広さはないですが、都内にこんなに米軍施設があることに驚きました。やはりアメリカにとって日本の首都は重要なんでしょうね。赤坂プレス・センターはご存知の方も多いのではないでしょうか。六本木7丁目にあり、都立青山公園に隣接しています。旧日本陸軍の駐屯地でもありましたし東京の中心地で、ヘリポートや星条旗新聞社、独身将校宿舎、ガレージとして使用されています。府中通信施設や大和田通信所は、旧日本軍の軍営地だったもので、今では敷地は順次返還されて小さくなっているようで中継通信基地になっています。硫黄島通信所は、同じ通信所と名前がついていても通信所としては使用されていないようで、海上自衛隊の揚陸場や滑走路を共同使用しています。

都内の基地では横田基地が一番面積の大きい基地で、なんと3kmの滑走路が基地内にあります。旧日本陸軍の飛行場を米軍が接収したもので、米軍でも主に輸送基地として使用されるようです。東京都の多摩地域に位置し、在日米軍司令部や第5空軍司令部などがある、主要な基地になっています。
参考:東京都都市整備局「都内の米軍基地」

横田では、地域への感謝祭として「日米友好祭」を開催しています。英名は「Friendship Festival」、なんとも如何にもな命名です。僕は独身時代からよく参加していて、家族でも何度か訪れたことがあります。毎年凄い数の人出があり、屋台も盛況なお祭りです。在日米軍基地や自衛隊基地では大抵地域への親善や感謝祭といった形でお祭りが開催されるのですが、その中でも横田のお祭りは最大規模です。数十機の戦闘機やヘリが並んでいる様は圧巻で、機内を見学できる機体もあります。都の近場で米軍の様々な航空機が見られるので行く価値はあると思います。
参考:福生市観光協会webサイト「横田基地日米友好祭」